院長の松坂です。新クリニック移転後胃カメラ、大腸カメラなどの内視鏡検査は大幅に増加しています。
現在胃カメラ、大腸カメラ合わせてひと月に300-350例程度の症例があります。その中でH29年6月は胃がんが5例見つかりました。幸い5例とも早期がんでしたのでいずれも根治を目指せる症例ですが、粘膜内がんといって一番表層に留まっている極早期のがんは残念ながら1例のみでした。
粘膜内がんであれば内視鏡治療(ESD) のみで根治できるため当院で治療可能ですが、その他4例は九大病院などをご紹介して外科的な手術をして頂く方針です。
外科的な手術で根治でき元気になって頂ければ問題はありませんが、できれば体への侵襲の少ない内視鏡治療で治ってもらいたいと思います。
早期がんの場合、内視鏡治療でいけるか、最初から外科的手術を選択するかは本当にわずかな進行具合で決まります。やはり症状がほとんどなくても定期的に胃カメラ、大腸カメラを受ける事の重要性を改めて感じます。
食道がん、胃がん、大腸がんを少しでも早い段階で見つけるための啓蒙活動の一つと思って投稿致しました。