2020年の診療も無事に終了しました。

2020年の年間内視鏡件数は、昨年より約800例増の5925例でした。内訳は胃カメラが3500例、大腸カメラが2425例でした。内視鏡手術件数はEMR(粘膜切除術)794例、ESD(粘膜下層剥離術)9例でした。

消化管の悪性腫瘍発見数は92例です。

今年はコロナウイルス感染症の影響で4月、5月は内視鏡検査数、外来患者数ともに激減しその2か月間は収支も赤字となりました。その後は感染予防対策を徹底しながら検査も再開し何とかみんなで2020年を乗り切る事ができました。

今年の内視鏡検査の傾向としては胃癌の発見数19例中、進行胃癌が8例と増加している事です。

昨年は21例中進行胃癌は2例でしたので、これまでと比べ胃進行癌の割合が高くなっています。

今年は検診を受けられなかった方や、症状があっても医療機関への受診を控えられた方が多かった事が影響しているのかもしれません。

年明けから東区では初めてとなるオリンパス社の最新内視鏡システム(X1)と細径scopeを導入します。

モニターも4K対応の34インチと大型化し画像もこれまでと比べると圧倒的に鮮明になっています!

ESD(粘膜下層剥離術)などの治療内視鏡中も出血点を同定しやすくする新しい特殊光観察も装備されており期待しています。

来年もスタッフ皆の力を結集して頑張って参ります。

院長 松坂紀幸

 

 

 

 

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