8月、9月の内視鏡検査数をご報告致します。

2020年8月の内視鏡検査数は胃カメラ 304例、大腸カメラ 208例で計 512例でした。内視鏡治療数は55例です。
9月の内視鏡検査数は胃カメラ 324例、大腸カメラ 210例で計 534例でした。内視鏡治療数は57例です。
今年はコロナウイルスの影響で健診ができていない方がかなりの数いらっしゃいます。
当院においては、今年は胃の進行癌が7例と昨年の同時期の2例と比べ多いのが気になります。
消化管の癌は、早期癌であれば内視鏡治療や外科手術で根治(完全に癌を取り除く治療)ができますが、進行癌になると少しの差で根治できるかどうかが分かれてしまいます。
進行癌であっても癌周囲のリンパ節転移で留まっていれば外科手術や術後の補助化学療法等で根治が望めますが、肺や肝臓など離れた臓器にまで転移する(遠隔転移)となかなかすべての癌病巣を取り除く治療が難しくなってしまいます。
気にはなってはいるけどまだ検査を受けれていないなという方はぜひ検査をお勧め致します!

当院においては、日ごろからのスタッフによるこまめなの消毒に加え専門業者によるウイルス、細菌の除菌、抗菌作業も継続して行きますし、換気も十分に行いながら検査を行っています。
最近は胃カメラを受けている間も患者様にマスクを着用して頂ける様に穴空きマスク使用する事で室内のエアロゾル発生を防止できています。
これらの対策はどれもコロナ感染が終息した後も、新しい未知のウイルスに対する感染予防対策として継続して行きます。
新たに気を引き締めてスタッフ共々全力を尽くして参ります。
                             理事長 松坂紀幸

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