内視鏡センター内視鏡治療についてOPERATION

現在も3.5人に1人ががんで命をおとしています。
しかし"早期発見"できれば、がんは決して恐ろしい病気ではありません。
完全に治せる病気なのです。
生活習慣や食生活に気を配ると同時に定期的な胃カメラ、大腸カメラを受けましょう。
そうする事で体に負担の小さい低侵襲な治療を行え、術前と全く変わらない生活をおくる事が可能になります。

内視鏡手術

これまでは、早期がんの中でも一部の病変だけが内視鏡治療の対象でした。
組織型によっては深達度(病変の深さ)が浅くても病変径が広かったり潰瘍瘢痕を合併した病巣は、残念ながら外科手術の適用となっていました。

しかし、内視鏡の技術・器具の進化等によってこれまで内視鏡治療が困難であったがんも開腹せずに内視鏡治療で取り除くことが可能になりました。
なかでもESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は、より高度の医療技術を持った医師が必要で、ニーズが高まっています。

ESD治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)は一般的には入院が伴いますが、当院では、ESDを日帰りで行うことができる全国でも数少ないクリニックです。

当院で可能な治療について

  • 内視鏡的粘膜切除術(胃、大腸ポリープに対するポリペクトミー、EMR)
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
  • 潰瘍出血に対する内視鏡的消化管止血術
  • 内視鏡的異物除去術(アニサキスや義歯、PTPなどの異物誤飲)
  • 内視鏡補助下胃ろう交換

早期胃がん・大腸がん、大腸ポリープを日帰り切除治療

異常を発見した際、
同時に治療や精密検査を始められます

当院で導入している内視鏡システムは、特殊な光や拡大によって微細な病変も発見することができます。ポリープの大きさや形状・構造・場所などを十分に観察・把握し、切除が可能かどうかを適切に診断し加療を行います。切除後に出血や穿孔を起こす可能性があるものや、取り残しを起こす可能性があるものは、日帰りポリープ手術には不適切となり、連携している高度医療機関をご紹介し、スムーズに治療を受けられるようにいたします。

日帰り切除の安全性

当院で導入している内視鏡システムは、特殊な光や拡大によって微細な病変も発見することができます。ポリープの大きさや形状・構造・場所などを十分に観察・把握し、切除が可能かどうかを適切に診断し加療を行います。
切除後に出血や穿孔を起こす可能性があるものや、取り残しを起こす可能性があるものは、日帰りポリープ手術には不適切です。具体的に、サイズが大きいものやがんの疑いがあるもの、深層に食い込んでいるなどといったポリープに関しては、連携している高度医療機関をご紹介し、スムーズに治療を受けられるようにいたします。

切除方法

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

通常のポリペクトミーでは切除しにくい病変を確実に切除するために病変と筋層の間の粘膜下層に液体を局注し病変を挙上させて切除する方法です。
ポリペクトミー同様にスネアというリング状のワイヤを病変にかぶせて切除します。通常2㎝までの病変が適応となります。

コールドポリペクトミー

コールドポリペクトミーは、電流を通さずにポリープを切除するので、出血や穿孔の偶発症が少ない安全な切除方法です。小さなポリープが対象ですが、一度の大腸カメラで複数のポリープを切除することが可能です。また治療後の生活制限も数日程度となります。最近では抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を内服されている方も多くいらっしゃいますが、コールドポリペクトミーでは抗血栓薬内服中であっても出血リスクが上がらないという報告もあります。また、心臓ペースメーカーや金属製ステントを留置している方でも実施可能な切除方法です。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

内視鏡先端から数ミリの電気メスを出して粘膜下層のレベルで病変を剥がし取る手技です。
EMRとの大きな違いは病変周囲を切開しスコープごと粘膜下層に潜り込んで直視下に剥離操作を行う点で、この手技により切除できる病変の大きさに制限はなくなりました。
ただし、EMRの適応同様にリンパ節転移のない粘膜内癌に限ります。

  • 早期胃がん
  • 周囲マーキング
  • ナイフにて切開・剝離
  • 切除面
  • 切除標本

ポリープ切除後の食事と注意点

ポリープ切除後3日間は、出血や穿孔を引き起こす可能性があるため注意が必要です。そのため、患者さん本人も生活制限の条件を守ることは非常に大切です。以下の点に注意して合併症を防いでいきます。

  • 血流促進を防ぐためにアルコールの摂取を控えてください。ノンアルコールビールは飲んでも構いません。
  • 腹圧がかかる仕事や動作、激しい運動も控えてください。日常生活を普通に送ることや、お仕事は問題ありません。
  • スケジュール調整をしっかりと行って検査日を決めましょう。長時間の車の運転や飛行機での移動などは術後3日間は控えてください。
  • ポリープを切除した場合、当日はシャワー程度にし、入浴は翌日からにしてください。
  • 切除当日は消化の良いものを食べて、熱いもの・辛いものは控えてください。

ACCESS

受付時間
08:45 - 12:00 13:00 休診
14:00 - 18:00 休診 休診

※平日午前中の受付は12時までとなります。

※土曜日の診療時間は13:00までとなります。

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